ソーティング取り直し
お客様にプラチナダイヤモンドリングをお持ち込み頂き、
買取りさせて頂きました。
30年以上前に、ラザールダイヤモンドで150万円以上で購入したとのことでした。
鑑定書の内容は下記の内容でした。(画像からも確認していただけます。)
重量:0.67ct
カラー:H
クラリティー:VVS1
カット:-
30年以上前の鑑定書ですので、カットグレードは記載されていませんでした。
カットグレードは、見た目はVERY GOOD、
もしかしたらEXCELLENTが出るかなというダイヤモンドでした。
鑑定しなおしたら、カラーorクラリーティーのどちらかが、
1グレード下がるか、もしかしたらカラーandクラリーティーも、
両方下がるかもしれないという状況で買取りさせて頂きました。
買取後、プラチナのリング枠からダイヤモンドを外して、
後日、中央宝石研究所で鑑定しなおしたところ、
結果は下記の内容でした。(画像からも確認していただけます。)
重量:0.672ct
カラー:H
クラリティー:VVS1
カット:VERY GOOD
この結果から、やはりハイブランドジュエリーの鑑定書は、
数十年前のもので、鑑定しなおしても、
同じグレードが出る場合が多いということを改めて感じました。
下がったとしても、カラーorカットorクラリーティーのどれかが、
1グレードだけ下がる場合が多いような気がします。
ただ買い取る際は、その鑑定書とダイヤモンドが一致するものであるか、
注意深く見極める必要があります。
そのためにも、ダイヤモンドの直径を測ることは必須になります。
この結果からもう1つわかることは、
ダイヤモンドは宝石の中で最も硬い鉱物ですので、
30年以上ずっと身につけていたリングでも、
ダイヤモンドの表面にキズ1つ付いていないということです。
何十年身につけたダイヤモンドでも、
普通使用程度の使用であれば、
ちょっとやそっとじゃキズがつかないということがわかります。