金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(2月27日)】
2月27日、NY貴金属市場の金は下落。米株式市場の上昇に伴い、安全資産としての金が売られた。前日に米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の発言を受けて急伸した反動から利益確定の売りに押された。イタリアの政局不安が燻ぶるなか、同国国債の入札を無難に終え、資金調達が厳しくなるとの懸念が和らいだほか、米国の住宅関連統計が良好であったことによる投資家のリスク回避姿勢が後退した。一方、プラチナも下落。1月の米耐久財受注が市場予想を下回った事を嫌気した売りに押された。しかし、終盤にかけNY株式市場の上伸を眺めた買い物に支えられ、下げ幅を縮小して引けた。