金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(2月25日)】
2月25日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。ショートカバーの買いや値頃感からの買い戻しで上昇して引けた。イタリアの総選挙は日本時間の25日23時に投票が締め切られ、欧州連合(EU)との財政赤字の約束を守ると表明している民主党のベルサニ党首を中心とした中道左派の優勢が報じられた。これを受けて、外為市場でユーロ高ドル安が進行した。しかし、イタリアのテレビ各局が初期の開票結果として、上院では緊縮財政に反対の姿勢を示しているベルルスコーニ前首相率いる中道右派が優勢と伝えられたことで、ドルが反発したため、金相場は上げ幅を削る展開となった。一方、プラチナも上昇。金の上昇に連動する形で大幅上昇したが、終盤にかけNY株式市場の大幅下落に伴い上げ幅を縮小して引けた。NY外為市場で円が対ドルで上昇。一時90円92銭と3円以上も上昇した。