金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇【海外市況(2月19日)】
2月19、連休明けNY貴金属市場の金は下落。欧米の景気回復期待感から安全資産としての金の魅力が後退した。ドイツの有力シンクタンク・欧州経済調査研究所(ZEW)がこの日発表した2月の景気期待指数は前月比大幅改善し3ヶ月連続の上昇となった。ユーロ圏経済のけん引役であるドイツの景況感改善を受けて金は売られた。一方,プラチナは反発。南アで発砲事件にまで発展する労組間紛争が起こり、これによりアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)社が一時操業停止となった事を受けて大きく上昇し、一時は1700ドル台を回復する展開となった。ただ、終盤にかけ利食い売りや金の下落に連動し上げ幅を縮小して引けた。