金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(12月12日)】
■海外貴金属市況コメント■ 12月12日、NY貴金属市場の金は、上昇。外為市場でのユーロ高ドル安を眺めての買いや本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の強化、失業率目標の設定による超低金利政策の継続などを発表したことで、インフレヘッジとしての金の魅力が高まった。ただ、FOMCの内容に関して、毎月450億ドルの長期債購入というかたちの追加緩和策は大方予想範囲内とされ米国の「財政の崖」問題に進展が見られないことなどから、取引終盤にかけては上げ幅を縮小して引けた。一方、銀やプラチナは上昇。プラチナは早い段階では高値警戒感による利益確定の売りに軟調に推移する場面も見られたが、その後、金の上伸に連動したことや、FOMCの追加緩和策発表に好感した買いに6営業日続伸して引けた。