金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月4日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月4日、NY貴金属市場の金は下落。米国の「財政の崖」問題の解決に向けた協議に注目が集まるなか、共和党のべイナー下院議長が前日提出した税制改革案に共和党内から反対の声が上がり、今後の協議が難航するとの思惑が広がったことを背景に売りが膨らんだ。下値支持線と目されていた1700ドルの節目を割り込んだため、ストップロスの売り物を誘う格好で下げ幅を拡大する展開。終盤にかけ安値拾いの買いも見
られたが上げ幅は限定的で約1カ月ぶりの安値を付けた。プラチナも大幅下落。米国の景気先行きに対する不透明感から売り物が先行した他、金の急落も嫌気された。