ダイヤモンド価格【海外市況概況(11月12日)】
香港マーケットは大きな変化なくスローだが人気グレードのポインター(~0.6ct)に需要。中国では宝飾品卸市場は静か。インドではインド正月(Diwali祭)明けの取引に期待
◆香港マーケットは、大きな変化なくスロー。人気グレードのポインター(~0.6ct)は変わらず需要があるが、それ以外のグレードや大粒石は軟調、売れ筋商品に対するサプライヤーの価格は強め。
中国での需要が鈍化する中、卸売業者は数ヶ月先の旧正月への準備が始まっており需要改善の兆しが見える。
小売業者は多量の在庫構築を避けており、ディーラーは米国のクリスマス需要が価格に与える影響を見極めようとしている。
◆中国では、最近の北京ショーでの取引が期待を下回った模様で宝飾品卸市場は静かな状況。
ディーラーは最も需要が強い0.30-0.50ct, G-I, VS-SIの商品調達に焦点を当てている。
GIA dossier付3EX需要が堅調に推移している。
役人への贈答に対する政府の取締り強化が良質ダイヤ需要減少の一因であると考えられている。
◆インドでは先週ほとんどのダイヤ業者がインド正月(Diwali祭)のためクローズしており、11月11日からの再開で取引が活発になる事が期待されている。
多くの小規模研磨業者は利益に繋がらない研磨を避けるため休暇を延長している。
先週のゴールド及びダイヤモンド・ジュエリーの小売販売は期待外れとの第一報に注目が集まっている。
◆ラパポート価格、変更なし。