ダイヤモンド価格【海外市況概況(6月16日)】
香港は香港フェアを控えて市場は静か、中国も同様に静か、インドでは研磨市場はやや改善
◆香港市場は静か。
今週開催される香港フェアでは、市場を回復し全体的な需要を保持するためより多くの外国人バイヤーの招致が望まれている。
0.80-1.20 ct, G-H, VS-SIの商品需要が堅調で市場での価格は全体的に安定している。
◆中国市場は、香港フェアでの買い付けのためバイヤーが待機しており静かな状況。
しかし、仕入れには慎重で多量の買い付けは期待出来ない模様。
婚約指輪に用いられる0.30-0.40ct, G-H, VS-SIの商品需要が堅調。
◆インドではディーラーや研磨業者が夏期休暇から戻ってきており研磨石市場はやや改善している。
インドルピーは先週INR 58.98 / $1と最安値をつけ、ルピー安による国内需要への影響が懸念されている。
先週、金の輸入関税を6%から8%に引き上げるなど政府の急激な金輸入への制限施行に対し卸業者の反発が増大している。
原石市場は不安定な通貨とカッター間でのタイトな流動性のため抑制されている。
研磨業者の減産体制は継続中。
◆ラスベガスショー終了後のラパポート価格に変更なし。ラスベガスでの大きなニュースは特に無い模様。
◆急速な円高による国内ダイヤ相場は、ラージストーンは軟調だが、ポインターの一部に強い価格がつくことがあり、強弱まちまちの感じ。