ダイヤモンド価格【海外市況概況(4月2日)】
アジア各国はイースター休暇でマーケットは静か。インドの研磨業者が増産体制に移行した後に注視
◆香港のマーケットはイースター休暇中のため静か。サプライヤーは強気の価格設定のためバイヤーは様子見の状況。繁華街などは観光客で溢れ、宝石店もにぎやかだが、特筆するほど大きな影響は見られない。
◆SI1とSI2のRAPA価格が上昇し、国内外でSIレンジの取引が活発。一部で過熱気味な取引も見られる。
研磨業者の減産体制が影響し、SIレンジの品不足によりラパ価格が上昇したことが背景にある模様。
依然、限定商品は引合いが多いが、売り手買い手の価格ギャップは大きい。
◆インドでは4月、新会計年度が始まり、研磨業者が増産体制に移行した後の価格動向に各国のバイヤーは注視している模様。
◆2013年4月1日、香港上海銀行(HSBC)は、中国2013年3月の製造業購買担当者指数(PMI)を51.6%と発表した。HSBCのPMIは50を水準ラインとして、100に近いほど経済が拡大、0に近いほど萎縮していることを示している。中国のPMIは予測値を0.1ポイント下回ったものの、2月数値を1.2ポイント上回り、5ヵ月連続で標準ラインを上回った。