ダイヤモンド価格【海外市況概況(9月25日)】
◆注目の香港フェアが開催。注目の当社ダイヤモンドオークションには予想外に人が集まりシングルダイヤモンドもそこそこの価格を維持した。メレダイヤモンド-11ホワイトも予想以上の価格が付いた。1ctupは各バイヤー慎重。需要のあるレンジ(特に0.5や0.3のVS、SIクラス)に人気が集まる。ジュエリーショー中盤過ぎからは来場者は増えているが、リアルバイヤーは限られていて忙しい所と忙しくないブースが鮮明である。中国人業者は規模や質で優劣が分れてきた感じ。
◆中国人バイヤーは香港フェア後にダイヤ価格が下がるとの予想から大量仕入に消極的。結婚シーズンでもある国慶節(10月1日)からの大型連休を控え、小売業者は準備を進めており卸売は好況。
◆インドでは多くのディーラーが香港フェアに参加、ジャイナ教徒のParyushan祭と相まってダイヤ市場は静か。底堅い需要のSI、Iクラスを対象とした原石取引がやや 向上しているが、依然として利益確保が厳しい状況。研磨業者の減産体制は継続中だが、操業能力を下まわっており研磨石の不足が懸念される状況である。一部インドルピー高で強気の買い手も出ている。わかれる
◆日本のダイヤ市場は香港フェアでの価格動向を探る動きから様子見状態。
◆ジンバブエダイヤは約20%程度市場価格より安く取引されているが取り扱い業者は将来トラブルにつながる可能性があるので注意した方が良いと思われる。
◆CVDダイヤ製造の新会社出現(Washington Diamonds Corp)。今年末 来年初めに月間150個(1ct物)の生産を開始する。価格は天然物より25%下となる見込み。同社では最大2.3ct石の生産実績あり。この種の人造ダイヤメーカーとしてGenesis、Apollo Diamond, Greenville SC.なる会社がある。技術は進歩している。