ダイヤモンド価格【海外市況概況(9月18日)】
全ての関心が「香港フェア」に向けられている!
東南アジアの需要と宝飾品需要動向を示唆する重要な機会となるため!
◆研磨業者は、東南アジアの需要回復は業界心理を変え価格レベルが安定すると期待している。但し、世界経済の減速が今後の需要見通しを不透明にし、買手は厳選・価格志向と予想される。
◆中国人バイヤーは香港フェアでのダイヤモンド価格動向を注視、様子見の状態である。また、原石値下げにより研磨石価格の下落を予想、仕入原価の圧縮を模索している。
◆香港市場は、香港フェア直前で、需要のある一部のレンジを除いては様子見ムード。今後の相場は下がるのではという雰囲気の中、あまり積極的な取引は見られず。先週にも増してバイヤーは、シングルストーンのラパプライスのダウンを見越しての様子見であり、大粒石は意識して避けている感がある。
◆インドではディーラーや研磨業者の増益への期待感から、研磨石及び原石の需要増加が見られるものの、ジャイナ教徒のParyushan祭や市場の警戒感から取引は抑制状態。高品質ダイヤが弱含みの状況下、VSの商品需要は増加傾向。-11やSI、低品位ダイヤ等売れ筋商品を対象とした原石には底堅い需要があり堅調に推移。