4Cとは【カラット】・【カラー】・【クラリーティー】・【カット】で、
ダイヤモンドの品質を評価する基準です。

 

【カラット】(重量)

カラットはダイヤモンドの重量を表します。
1カラットは0.2g、0.5カラットは0.1gに相当します。

1.0ctのダイヤモンドは直径が約6.5mm、
0.5ctは約5.1mm、0.3ctは直径が約4.3mmになります。

 

【カラー】(色)

一般的に無色透明なものほどダイヤモンドの希少価値は高くなります。
無色~黄色への色調を、アルファベットのD~Zまでで表します。
D(無色)から始まり、Z(黄色)までの23段階で評価します。

 

【クラリーティー】(内包物・キズの程度)

クラリティグレードは、美しさを損なう
主にダイヤモンドの内部のキズ・内包物の、
大きさ・位置・数・色などにより11段階に分けられます。

ダイヤモンドは宝石の中で最も硬い鉱物ですので、
キズといってもカット研磨された後に付くキズは稀です。
ダイヤモンドを買取る際、数十年使用されたダイヤでも、
表面にキズがあるダイヤは稀です。

 

【カット】(プロポーション)

カットの評価は以下の5段階で分けられます。

【良】EXCELLENT(エクセレント)
 ↑ VERY GOOD(ベリーグッド)
【普】GOOD(グッド)
 ↓ FAIR(フェアー)
【悪】POOR(プアー)

理想的なカットが施されたダイヤモンド程、
キラキラと美しく光り輝きます。

一般的に58面体のラウンドブリリアントカットが施された、
無色~黄色~ブラウンのダイヤモンドにのみ、
カットの総合評価が与えられます。

EXCELLENT(エクセレント)の中でも、
研磨・対称性が最も優れているカットを
3EXCELLENT(トリプルエクセレント)と呼びます。

その他にも、正確なカットが施されたダイヤモンドには、
ハート&キューピットという現象が見られます。

専用のスコープでダイヤモンドを覗くと、
上部からはキューピットの矢が、
下部からは美しいハートの模様が、
少しのズレも無く、規則正しく見られます。

カットが良いダイヤモンドは一般的に直径が大きく、
ダイヤモンドが美しく、大きく見えます。

カットが悪ダイヤモンドは、直径が極端に大きすぎたり、
小さすぎたりします。
カットが悪いと、ダイヤモンドの輝きが損なわれます。

【例】
1.0ct エクセレントカット 直径6.5mm
1.0ct  プアーカット   直径5.7mm

直径5.7mmのダイヤモンドは、0.68ctのエクセレントカットの
ダイヤモンドの直径に相当します。