金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(2月28日)】
2月28日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は米国の昨年第4四半期国内総生産(GDP)改定値は前期比0.1%増でプラス成長に転じたが、市場予想(0.5%増)を下回ったことで買い戻された。しかし、その後はイタリアの政局不安が燻ぶるなか、困難に陥った同国の国債を買い入れるとしている欧州中央銀行(ECB)の計画に対する期待から、イタリア国債の利回りが低下し、ユーロ圏の信用不安再燃への懸念が後退し、リスク回避姿勢を弱めたことで金は売られた。一方、プラチナも下落。早い段階ではNY株式市場の上昇を眺めた買いに上昇する場面も見られたが、終盤にかけて金の下落に連動する形で下落して引けた。