金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(7月8日)】
7月8日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。外為市場でユーロ高ドル安を眺めての買いや地政学的リスクによる買いで上昇。ユーロ圏財務相会合でギリシャ向け融資支援の実行が承認され、ドルが対ユーロで軟調に推移。一方、エジプト前大統領の解任をめぐり、治安部隊とイスラム組織ムスリム同胞団支持者の対立拡大に懸念が広がっていることも買い材料につながった。ただ、米量的緩和の早期縮小観測や、世界最大規模の金上場投資信託(ETF)「SPDRゴールド・シェア」純資産残高は引き続き4年5ヶ月ぶりの低水準となっており、終盤にかけ上げ幅を縮小して引けた。プラチナも上昇。金の上昇や米株価の上昇に連れ高となったほか、南アフリカの白金大手アングロ・アメリカン・プラチナムの鉱山でのストによる、操業に影響が出ているとの報道が買いを誘った。