ダイヤモンド価格【海外市況概況(5月7日)】
香港・中国共に休日の影響で取引はスロー、インドも夏季休暇で取引は鈍化
◆中国の経済成長が2013年の第1四半期の予想をやや下回ったため香港での取引は比較的スローな状況。
メーデー休暇中、中国本土から香港への旅行者は予想より少なく、小売業者の売上期待は満たされていない模様。
先週の卸取引は、休日のため基本的にクローズ。
1-1.49ct., G-I, SIの商品に安定した需要が見られる。
◆中国では、多くの卸売会社が4月29日から5月1日までのメーデー休暇期間中に休業したため取引はスローな状況。
4月中旬の金価格下落以降ゴールドジュエリーへの消費者需要が高まり、一部ダイヤモンド需要への波及が見られる。
◆インドでは、夏期休暇期間の開始に伴い取引はやや鈍化している。
原石の取引価格が強いため、研磨石の製造マージンがタイトな状況。
0.30-0.40ct., SI 及び 2ct+, G-, VS-SIの商品需要が堅調に推移する状況下、VS-SIなどの人気商品の供給不足が指摘されている。
原石取引は安定しているが、今週のDTCサイト後増加することが予想される。
◆今週もRapaport価格変更なし。ダイヤ業者はBASELWORLD 2013に期待していたが、最高品質のラージストーン需要が広範囲に及ばず、失望との声。
◆日本マーケットはGW連休の谷間の為、目立った動きなし。