海外市況情報

ダイヤモンド価格【海外市況概況(8月7日)】

インドのメレー価格が下落、国内でのリサイクルメレーの動き止まる。

日本国内でのリサイクルメレーの動きが停止状態。資金繰りに伴う投売り需要を残すのみの状況。インドでのメレー価格の下落が、日本との価格差縮小の原因。
長引く欧州債務危機を背景にアジア経済が急減速、中国・インドでの内需減退が加速する中、1ctアップの高品質ダイヤ価格がさらに下落。SI、ピケなど低価格帯の需要はあるものの品薄状態が続いている。DTCが値段を下げることよりも供給を制限している事が影響していると見られる。
インド人マニュファクチャラーは原石を研磨した後の損益分岐点を探る状況のなか、安価なジンバブエ産の原石輸入量が拡大している。日本国内市場でもIJカラーがメインで、ややグリーニッシュという同産地を示唆する研磨石の流通量が増加傾向にある。
香港マーケットは、先週同様に低調に推移。ハイカラー・VVSにはほとんど引き合いがない状況。 インド人バイヤーは、同国での倒産の件で神経質になっている人たちも多いとのこと。また、中国人バイヤーの動きも良くなくダイヤモンドの購買価格レンジが下がってきている。
WFDB会長は負債を抱える企業の増加を懸念し、情報の共有を提唱している。

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