金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(12月11日)】
■海外貴金属市況コメント■ 12月11日、NY貴金属市場の金は、小幅安。朝方はこれといった材料のないなか、ドイツの景気期待指数が7カ月ぶりにプラスに転じたほか、スペイン国債入札で強い需要が確認されたことで、安全資産としての金の魅力がやや後退したことで売られ軟調に推移。ただ、市場の関心は本日から明日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果に集まっている。「ツイスト・オペ」の年末終了に伴い、新規の長期国債買い入れ決定が有力視されているが、国債の期間や規模をめぐり詳細を見極めたいとの思惑が強まり、終盤にかけ下落幅も限定的となり小幅下落して引けた。一方、プラチナは上昇。 ドイツの景気期待指数の大幅上昇や、欧米の株式市場が堅調となっていることを背景に、需要増加観測が強まり5営業日続伸となった。