金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(12月10日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月10日、週明けNY貴金属市場の金は、上昇。米国の減税失効と歳出の自動削減が重なる「財政の崖」に対する根強い懸念に加え、来年度予算と財政健全化に関する法案成立後にイタリアのモンティ首相が辞任する意向を表明したことから、ユーロ圏第3位の経済規模であるイタリアの先行き不透明感が強まり、資金の逃避先として金を買う動きが強まり金は3営業日続伸となった。11日から12日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で、新たな米国債購入が決まるとの見方も支援材料となったようだ。一方、銀やプラチナも上昇。NY株式市場の上昇や金の上昇につられて買われた。